ワンちゃん先生と
ゆめみ保育園ごっこ

2001年8月5日

大人の保育園ごっこの日がやって来ました。

まずは名札を作り、 ワンちゃん先生の
ハワイアンなウクレレに合わせて
自己紹介のお歌を歌って始まり、始まり。


では、早速お散歩に出掛けましょう。

本日は暑いので帽子をしっかり被り、
タオルを持っているとなお良いでしょう。

今日はいつも通る道ではつまらないので、
民家を縫った抜け道を探険しましょう。
勿論遊び心をなくさずに…。

近くの川に着きました。

ワンちゃん先生は、歩きながら見つけた
”物” でしりとりをしました。
さぁ、何があったか思い出してみよう!
意外に繋がる”物”があったり?
思った”物”がなかったり?
ちょっと”ズル”もしてみたり?

身近には探してみると面白い発見が沢山!

橋の下は光も当たらず、風が気持ち良い!

朝(昼?)の体操の変わりに
「中華料理」というフルーツバスケット
のような遊びで体をほぐし、
さぁ、当初の目的を果たしましょう。

昼食で必要な石を探して…

「どんな石が良いのかな?」
「大きさは?」
「大きいのが1つあればOK?」
「丸い石がたくさん!」

自分で持って帰れる石を選びましょうね。


では、本日のメイン(?)
昼食の献立を発表しましょう!

メニューは「タヒチアン料理」と
「無難なバーベキュー」です。

「タヒチアン料理」とは?
まず、庭に穴を掘ります。
ここで、拾って来た石を入れ焼きます。

良い具合に石が焼けるまで、
食材を切って用意しておきましょう。

蒸しておいしそうな食材。
普段は出来ないけど、
ちょっとチャレンジしてみたい意外な食材。

塩・こしょうで味付けをしアルミホイルで
くるんで、さぁ準備OK!

石は焼けたかな?

うん、良い焼け具合!
では、食材を入れて新聞紙で蓋をして、
土を被せて2時間〜3時間待ちましょう。

待っている間にちょっと腹ごしらえ。

アウトドア定番の「バーベキュー」

「焼きマシュマロ」も登場して、
ハマッてしまった人もいました。

”大人”の保育園なので、無礼講の
ビールでのどを潤して…。

ちょっと一息!

さて、「タヒチアン料理」は出来たかな?

うまく出来たかドキドキものでした。

見事「タヒチアン料理」は成功!

食材自体の自然な味が良く出ていて、
皆「おいしい! おいしい!」と大評判でした。

滅多に出来ない貴重な体験でした。


次にお昼寝の変わりに「お昼の工作」です。

ワンちゃん先生が考え、命名した
「モスコ」ちゃんです。
(モスラの女の子バージョンだから…)

始めに「モスコ」ちゃんの動力部分になる
コロを紙粘土で作っておきます。

ストローで輪ゴムを通す穴を2ヶ所に開け、
完全に乾くまで置いておきます。

待っている間に、

体部分を作るのに、織り目に添って
織りやすくする為に線の跡を付けていきます。

そして、思い思いの色を塗っていきます。

線に添って塗ってもよし、
線を無視して、円形や絵を描いてもよし、

皆、好きなように塗りました。
皆職人の世界に行ってしまったかのように、
ひたすらモクモクと手を動かしていました。

体を山折り、谷折りで完成させたら
次は顔に取り掛かりましょう。

厚紙を切り抜き、顔を描き、針金で形を
半円形に整え、コロに輪ゴムを通し、
たこ糸を通し、総てを くっ付けて
さぁ、完成です。

棒を付けて「モスコ」の散歩!
それとも「モスコ」の調教?

ワンちゃん先生の
「モスコ」のショーの始まりです!


さて皆様、
本日の保育園はいかがだったでしょうか?
楽しい時間はあっという間に過ぎ、 もう夕方。
閉園の時間となりました。

楽しいお土産を持って
無事に戻られたでしょうか?

皆様、本日は大変暑い中
長い時間”だらだら”と
ゆめみ保育園にお付き合い下さいまして、
ありがとうございました。

ワンちゃ流の”のんびり”保育園も、たまには
骨休めのようで良いのではないでしょうか?

ワンちゃん先生、”大人”の園児さんたち
皆様、本当にご苦労様でした!


講演者(先生)

犬飼聖二さん
(ワンちゃん)
犬飼聖二さんプロフィール
1950年、横浜生まれ
あそび工房らいおんバス代表

上智社会福祉専門学校講師
日高スキー研究所幼児部チーフディレクター
ちょっとだけ幼稚園や保育園に勤めた後、 ごっこに、
造形に、アウトドアにと幅広く
子どもも大人も問わず、たくさんの人たちと
あそび続けて20数年
主著に「ごっこあそびのレストラン」(世界文化社)
「なんじゃもんじゃごっこ」(全社協出版)
「ごっこあそび百貨店」(メイト)
「遊びにおいで!!」(フレーベル館)など多数

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